2010年11月8日月曜日

ハッとしたこと

※以下mixiからの転記です。


最近、kernel本の読書会に出始めて、
OSってOSの上で動く他のソフトに比べると、
ソフトだけでなくエレキ(電気・電子)など、
前提として知っておかねばならない知識や概念が多くて
難しいことをやっているなあと感じます。


その辺を理解できて初めて、一見わけが分からなく見える、
エレキボード(PCとかコピー機とか精密機器を開けるとよくある、
電子回路の載った緑色とか黄土色の板)の動きが見えるのですが、
そこに技術的な面白みがあると自分は思っています。


こんなちっちゃな板で、PCやコピー機を動かすことが
「できる」こと自体もすごいのですが、


そのものを動かす背景にある技術がマニアックで奥が深ければ深いほど
面白いと思っています。


でも、ちょっとハッとしたのが、
作るものがいかに高度で技術的に面白みのあるものだったとしても、
それを使う側が使いこなせなかったら意味がないんですよね。


自分はコピー機を動かすソフト(プログラム)を
動かすためのソフトを作っていますが、
それが仮に技術的にどんなにマニアックでアツイものだったとしても、
それを使ってソフトを作る設計者が使いこなせなくて、
バグを埋め込んでしまったら元も子もない。


最近、kernelとかプログラミング言語そのものを作ることとか
クリエイティブなものに対して、
凄いな、面白いな、アツイなと感じることが多く、
技術的にもっと上へ上へと思うのですが、
それはそれとして、


自分が作ったものを他の人が使いこなせなかったら意味がない
というのはどこかに留めておこう。


と多重割り込みの排他設計を見て、上司と話をしながら思いました。
(ちなみに単にAPIを分かりやすくしましょうというのとは違う話です。)

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