2012年9月16日日曜日

XP祭り行ってやる気が出ました

XP祭り2012行ってきました。 http://xpjug.com/xp2012/ 私が現在やっている仕事はデバドラソフトの開発で、 ウォータフォールのビッグバン結合による障害ドリブン開発なのですが、 今後のことを考えるとアジャイルな開発スタイルが必要だと強く感じ、 アジャイルの書籍は斜め読みしたことはあったのですが、 アジャイルとはどんなものかもっと知る必要があると思い、参加してきました。 新しい発見があり楽しかったです。


1.本を読んでやるのと実際にやるのは違う

スクラムのワークショップに参加して感じたことです。 ワークショップの内容はチームを組んで、 動物園を作ってほしいという要求に対して、 チームで要求からタスクにブレークダウンして折り紙を折るというものでした。 私のチームは時間内に折り紙を折ることができませんでした。 原因としては初対面の人たちでお互い遠慮しがちなところがあって 意思決定が遅めだったということもありますが、 一番のポイントはタスク分割をしているときに折紙のプロトを折らなかったことです。 予めプロトを作って折紙を折る時間が分かっていれば納期なり成果物の達成レベルを調整できたのです。 アジャイルでプロトを作るって当たり前じゃんと思うかもしれませんが、 本読んだりしただけでは分からないことで、 実際にやってみないと分からないなと強く感じました。


2.技術的な開発環境だけでなくチームワーク的な開発環境も重要

私は開発でバグや手戻りを減らすには テストコードを書き、テストを自動化し 設計を改善していくことが重要と思ってます。 そのため、CIやTDDのスキルを磨き、 職場にそういった環境を導入することにばかり目が行ってました。 でも、今回初めてスクラムを体験して、 「チーム」でものを作ることの重要性を改めて感じました。

普段、私が開発をしている環境はレビューや最低限のヒアリングや関係者との整合は取りますが、 基本的に個人でやっています。 仕事の属人性が強く、非常にリスクが高いです。

今回のワークショップでは割と意識の高い人が集まっていたので、 誰かが何かの作業で困ってたりするとすぐにフォローし合うようなところがあり、 すごくやりやすかったです。 短い時間でしたが、折紙で動物園を作るというワークの中においての お互いの信頼感はあったように思います。

実際の仕事で、こんなふうにやりやすいと感じたことはありません。 それって、実はすごく問題なんじゃないかと思います。 そして、今の職場には私が知る限りではそういった チームワークの視点を持った人がいないように思います。 技術的な開発環境だけでなくチームワーク的な開発環境も重要だと思いました。


3.でも、やっぱり技術やりたいっす

チームワーク的な部分が重要だし、スクラムも一度がっつりやりたいとも思いますが、 スクラムちゃんとやろうと思ったらそれなりの年月がかかるだろうなと感じました。 スクラムマスターとかになっちゃうとものを作れなくなってしまうので、 自分としては技術を深める方が優先なのかなと。 ただ、今後は自分にとってアジャイルにものを作れるようになることは重要で スクラムマスターを経験して、 その大変さを理解しておくことは経験として必要だと思います。

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